ある日の保健室

10月17日
   (木)
 K君、爪が長くて、そばにいた友達の額に切り傷を作ってしまいました。傷はかすり傷で、血がにじむ程度でしたが、K君に「人にけがをさせてしまうこともあるし、自分が痛い思いをすることもあるし、手仕事するにもじゃまだし、第一、不潔じゃない?すぐに切りなさい」と爪切りを渡しました。「はい切った!」えっずいぶん早いなーと思って、手をみると、指1本だけ爪が短くなってます。「なぜ、1本だけしか切らないの?」「だって、この指の爪がM君の額にあたってけがをしたんだもの・・・」  「・・・・・!?」
10月10日
   (木)
  新体力テストにあわせて、2学期の身体測定をおこないました。体重・身長の結果に一喜一憂。女子はほんの数百gの増減でたいへん!ふしぎなことに最近は男子も、太っている、いないにかかわらず、自分の体重を人に知られるのがいやなようです。
次は身長をもとに現在使っている机が体にあっているかどうか調べ、調整する仕事が待っています。
10月2日
  (水)
学校祭、文化の部・体育の部も大きな感動とともに無事終わりました。体育の部では、救護席で手当てを受けた人は20人余。けが人はそれほど多くありませんでした。でも残念なことに目にけがをして、途中病院に行った人がでました。競技中ではなく、応援席でのことでした。
学校祭が終わり、2日間の代休がありましたが、今日は朝から体調の悪い人が保健室に続々と。疲れもたまっていたのでしょう。これからは、落ち着いた日常が戻ってきます。
9月17日
  (月)
教室にいたくないといって授業中保健室にやってきた女子生徒。話を聞くと、友人関係のトラブル。仲の良かった子が急に話してくれなくなった・・・・・この生徒だけでなく、こんな事を訴えてくる生徒(特に女子)が本当に多いのです。人間関係がうまくつくれない、ちょっとしたつまずきからたちなおれなくなる、心の弱さをのぞかせる子が、多くなったのはどうしてでしょう?
9月9日
  (月)
昨日は校区祭。3学期が始まり生活リズムが元にもどらない状態で1週間すごした後の校区祭。中学生もがんばって参加してくれました。でも、予想どおり今日の月曜日は体調不良の生徒がいっぱい。
7月9日
  (火)
体調を壊している生徒が増えてきました。
きょうの保健室は大忙し。
休み時間は、気持ち悪い、頭痛い・・・という生徒が続々。
発熱している生徒は、ベッドに休ませたり、早退したり。
発熱がなくても、だるい・・・気持ちが悪い・・・。
体育は水泳指導が始まっているけれど、見学者がいっぱい。
じめじめとした不快指数の高い日が続いていることも原因のひとつかもしれません。
7月8日
 (月)
2年生のA君、急に胃痛におそわれました。少し休んで様子を見ようと言っても、早く家に帰って横になりたいということで、お母様にрかけ、保健室で迎えを待っていました。
実はA君のクラスの5時間目は担任による「性教育」の時間でした。
待っている間、少し痛みがひいてきたのか、話をする余裕がでてきて、「今教室ではどんな話をしてるの?」と聞いてきました。そこでしばしの時間、個別性教育。とても率直にストレートに疑問をぶつけてきます。
A君は「男の子は友達からいろんなこと聞いて覚えていくんだよ。でも本当のところをしっかりしらされていないよなー」「そうかもしれないね。教室でみんなと一緒に性についての勉強することは、とても大事だけれど個人差も大きいから、集団になるとへんな照れからふざける人もいるものね。人によっては個人的に話をすることが必要な場合もあるね。」
短い時間だったけれど、生徒同士だけでなく、大人からもきちんとした性の話を聞くこともいいかなという顔をしていました。
お母さんが見える頃は、なんだか痛みが薄らいでいたようです。