平成14年度保健室経営案


 1 学校教育目標

    やさしく  かしこく  たくましく生きる一小の子

 2 保健目標
 

  自分の身体に関心を持ち、健康の保持増進に関する実践力を培うことがで きる子を育成する。

 3 指導の重点
 

 (1) 基本的生活習慣を身につけさせ、自己管理能力を育てる。

 (2) 自他共に心や身体を大切にすることができる子を育成する。

 4 願う児童像



 

 (1) 身体を大事にし、自他共に「生命」を大切にすることができる子供
 (2) 自分の体や生活をじっくり見つめられる子供
 (3) 自分の体や生活の問題解決に取り組める子供
 (4) 豊かな感性を持った子供

 5 児童の実態
























 

 (1) 在籍数  269名 (男子133名 女子136名)
   学級数 普通学級10学級 育成学級2学級 計12学級

 (2)体 位
   ・市平均と比較すると、有意な差はない。
   ・肥満度20%以上は、全体の11.0%を占める。

 (3)疾病異常
   ・視力---- 3年生以上の児童の視力低下が目立つ。
            B以下は、全体のほぼ40%を占める。
   ・歯科----う歯罹患者数は、従来市平均より下回っていたが、
          昨年度は、全体の24.9%と市平均(28.5% )より
         やや上回る結果となった。
       校区内に専門医が多いのにもかかわらず12年度まで受診
      率が低かったが、 担任と協力して、何度も繰り返し指導した
      結果、昨年度は受診率も向上した。
      課題は、「う歯保有者の固定化」である。この子供たちはな
      かなか指導しても治療を行わない傾向にある。今後は、早
      期受診の指導の工夫を図り、放置することのないようにした
      い。

(4)要管理児童
  心臓・腎臓疾患者、アレルギー体質、喘息、肥満傾向及びやせ傾
  向などの配慮を必要とする児童については、全職員の共通理解を
  図る。

(5)基本的生活習慣が確立されていない子供が多い。
  (就寝時刻が遅く、睡眠時間が少ない子供が多い。)

(6)学校管理下の災害状況(平成13年度)
   発生件数 22件
 





















































 

 保健管理
 (1) 児童の心と体が癒せるよう、明るくて温かみがあり、落ち着いた雰囲気の
   保健室になるよう配慮する。
 (2) ヘルスカウンセリングの場としての役割を果たす。(子供に寄り添うことが
   できる養護教諭を目指す。)
 (3) 保健室が「学習の場」となるように努める。
   事故や病気の経験を通して一つの学習となるように、どうして起きたのか原因
   を考えさせ、今後どのようにしたら未然に防げるかを考えさせたい。また、来室
   時に自分の心身の状況について、きちんと話せるようにする。
 (4) 病気の早期発見に努め、適切な対応に当たる。
   学級担任と連携を密にして、日々の健康観察を徹底し、適切な対応を早期に
   行う。
 (5) 健康診断の事後措置の確認と早期受診の指導を行う。
   学期ごとに確認し、未受診者には、その都度受診を勧める。
 (6)継続的に観察を要する児童の確認と管理をする。
 (7)う歯予防の推進
   ・歯科校医と連携し、歯磨き実習の実施 (対象学年1・3・5年)
   ・カラーテスターの使用
   ・給食後の歯磨きの奨励
   ・歯磨き強化月間(6月)を設け、意識化を図る。
 (8)低視力者の管理と指導を行う。(10月に視力検査の実施)
 (9)自分の体に関心を持たせ、健康管理を行わせるために、健康手帳を活用さ
   せる。 (4・9・1月を除く月の体重測定を家庭で行う。)
 (10) 健康の情報センターとして健康に関する資料や統計等の整備を行う。
 
 保健指導
 <集団指導>
 (1)児童が健康に関心を持ち、健康生活を実践できるような保健指導を行う。 
   (身体測定時、学級活動時)
 (2)性に関する指導の充実に努める。(直接指導、T・Tによる指導、資料の作成等
   昨年度実施 1年生1時間 2年生2時間 4年生1時間)
 <個別指導>
 (1)基本的生活習慣の身についていない児童や気になる児童への個別指導に当
   たる。

 保健学習
 (1) 機会があれば、専門性を生かした保健学習ができるよう、指導案や資料の作
   成を研修する。
 (2) 機会があれば、積極的に実践する。
  (昨年度は、4年生の保健学習「育ちゆく体とわたし」を実施。)

 保護者との連携
 (1)健康についての意識の高揚を図るため、ほけん便り「にこにこ」や一小のホー
   ムページで情報を発信する。
 (2)健康手帳を活用し、家庭との連携を密にする。
 (3)事故が発生した時や病状が重い時は、直ちに担任を通して家庭に連絡し、そ
   の後の様子も把握できるようにする。

 救急体制
 (1)事故が発生した場合は、冷静、確実な対応ができるよう、緊急の連絡体制を
   全職員が理解する。
 (2)事故発生後、全職員に報告し学級で安全指導を行い、その後の対応や指導
   に生かす。
 (3)常日頃の安全点検と整備、安全指導に努める。
 
 
7 学校保健安全計画
目 標 行 事 保健管理 保健指導






 
健康診断を
正しく受けて自分の身体を知ろう。


 
定期健康診断
身体測定
視力・色覚検査
聴力検査
内科・歯科検診
蟯虫一次検査  遠 足
学校保健計画の検討
健康診断の計画実施
精密検診の勧め
机・いすの調整
朝の健康観察
保健調査
保健室経営案立案
健康診断の意義及び
正しい受け方
病気の種類と治療
姿勢の指導
健康観察の仕方
保健室利用の仕方
トイレの使い方





 
自分の身体を知り、健康のめあてをつくろう

 
定期健康診断
耳鼻科検診
内科・眼科検診
心臓検診・検尿
ぎょう虫二次
健康の日
健康診断の実施と事
後措置(保健統計)
治療勧告
水泳指導前健康調査
頭髪(しらみ)検査
すこやか調べ
健康のめあてづくり
病気の種類と早期受診の指導
肥満指導(家庭連絡)
手洗い指導
 






 
歯を大切にしよう




 
歯の衛生週間
教職員の健康診断
水泳指導開始

結核検診
健康の日
 
健康診断の実施と事
後措置(保健統計)
水泳時の健康管理
プールの衛生管理
プール水質検査
歯のすこやか調べ
 
歯磨き指導
給食後の歯磨き強化
歯磨きカレンダー実施
カラーテスター実施
むし歯の早期治療指導
梅雨時の衛生と事故防止
プールと病気




 
健康な生活リズムをつくろう

 
健康の日



 
すこやか調べ
水泳時の健康管理
プールの衛生管理
夏休みの保健対策
健康診断表の整理
生活リズムの見直し
(朝食・睡眠・排便)
下着の役割
夏の健康生活
肥満児指導






 

生活のリズムをとりもどそう


 

身体測定
救急の日
生活習慣病予防 検診(4年)
プール納め
修学旅行

机・いすの調整
カーテンの整備
夏休み中の健康調査
疾病治療の調査
修学旅行前の健康管理

夏休みの生活の反省
生活リズムの見直し
食中毒の予防
健康と安全な生活
けがの手当ての仕方
修学旅行事前指導




10



目を大切にしよう





 

目の愛護デー




健康の日
 

低視力者の管理
照度検査
運動会の安全管理と
救急処置
自然教室前の健康管理
就学時健康診断計画
目のすこやか調べ
 

低視力者の視力検査
目に関する指導
自然教室事前指導




 


11


 
姿勢を正し
くしよう

 
就学時健康診断


健康の日
就学時健康診断の計
画立案・実施
持久走大会前健康調査
すこやか調べ
姿勢指導


 

12



 
かぜに負けない身体をつくろう

 
持久走大会
健康の日


 
持久走大会健康管理
すこやか調べ
教室の換気
冬休みの保健対策
治療の再勧告
持久走大会事前指導
うがい・手洗い指導
お茶によるうがい
外遊びの工夫
冬の健康生活





 

かぜ・インフルエンザを予防しよう

身体測定
学校保健委員会

 

机・いすの調整
冬休み中の健康調査
教室の換気
かぜの罹患者調査

生活リズムの見直し
うがい・手洗いの指導
お茶によるうがい
衣服の調節




 

心の健康について考えよう
 

縄跳びチャンピ オン大会
健康の日
 

かぜの罹患者調査
保健統計のまとめ
すこやか調べ
学校保健の評価

性に関する指導
心に関する指導

 







 

1年間の生活を振り返ってみよう



 

健康の日





 

すこやか調べ
保健器具の点検
春休みの保健対策
次年度の学校保健安全計画立案
健康診断票の整理
 

1年間の健康生活の
反省
春休みの過ごし方