(5年生)
本校は、学校歯科医の山本先生のご厚意で8年くらい前より歯科の保健指導が行われています。対象は1・3・5年生です。お忙しい中、第一小学校の子供たちの歯の健康を願って今年も行われました。
5月24日(金)「歯っぴータイム」 10:20 クラスで選ばれた子が体育館に来ます。実は、歯垢を衛生士さんが取ってくれるのです。この歯垢は後で、みんなの注目をあびます。 |
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10:30 第2理科室でスタートします。まずは山本先生よりスライドを見ながらお話を聞きます。内容は、 1 むし歯予防について(むし歯の原因) 2 歯周病予防について(歯周病にかかり、歯を支えている骨が吸収され、歯が脱落しそうな状態のスライドを見ます。) 3 前回3年生で行った赤染めの結果を見ます。果たして5年生では3年生の時と比べてじょうずになっているだろうかと投げかけ、ブラッシングの必要性を話します。 |
衛生士さんや助手の方が待っていてくれる体育間へ移動し、それぞれに指導を受けます。
「この動いているのはなに?」思わず動いている物体を見て、指をさしました。 実は、休み時間にとった歯垢を画面に映し出し、見せているところです。 「これは歯垢の中にいるむし歯菌や歯周病菌です。」と衛生士さんが答えると、歯についているのは、食べかすだけと思っていた子はびっくり。 むし歯がなぜできるのか、歯周病とはどういうことかなどをていねいに教えてくださいました。また、歯垢がたくさんついている人は、菌というペットを口の中で飼っていることになるんだよと話してくれました。 |
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「えー。こんなに砂糖が入っているの。びっくり!」 このグループは砂糖のお話を聞いています。 むし歯の原因はなんと言っても砂糖。 「食べ物や飲み物を口にする時、自分はどうしたらいいのかということを判断できる力をみんなに持ってもらいたい。」と山本先生は力強く話されました。ジュースの中に含まれている砂糖の量を実際に目にし 「なぜ、こんなにお砂糖をつかうのかな?」と質問がでました。 「おいしく、飲みやすくするためなんだよ。みんなはこれからも甘いジュースを飲み続けますか」と山本先生。 「のどが乾いた時は、水やお茶、麦茶などを飲むのがいいんだ。」とつぶやいていた子がいました。 |
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ブラッシングのおさらいです。 このグループは、歯磨き指導を受けているところです。効果的なブラッシングをするには、 1 順番を決めて磨く。 2 歯ブラシの毛先が90度になるようにあてて細かく一本ずつ磨く。 3 自分の歯並びを見て、いろいろな磨き方を使って歯をきれいにする。 4 一日に1回は6分間磨いてきれいにする。 5 12才臼歯は、横から歯ブラシを入れると磨きやすい。 |
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「カリオスタットの実験」 これは、口の中の歯垢や酸のでき具合をみるもので酸が多いほど液の色が青→緑→黄緑→黄となり、むし歯に対する危険信号を示します。 また、歯垢ができやすい人の場合は、液が濁ってきます。 山本先生は、毎回この検査を実施して子供たちに自分の口の中の状態を教えてくださいます。 |
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ローテーションしながらこれら3つの指導を受けた後は、いよいよ赤染めです。
今日は、私たちに「歯磨き指導」をしてくださってありがとうございました。1年生と3年生の時にも指導を行ってくださいましたが、その時覚えたことを忘れてしまいました。でも、今日先生たちが、教えてくださったので思い出すことができました。 一番最初にやった「カリオスタット」では、どんな色になるのかなと思いました。結果が楽しみです。次はバイ菌の映像を見ました。たくさん動いていてびっくりしました。次は、さとうの量を見ました。たくさん入っている物もあったのであまり食べないようにしようと思いました。 最後の赤染めでは、とってもびっくりしました。歯がまっかに染まったからです。これからは、しっかりみがこうと思いました。今日の給食の後に歯を磨きました。いつもは忘れていたけれど、これからはしっかりやりたいと思います。 <5の2 斉藤恵美さん> |
今日、歯磨き実習が3・4時間目にありました。歯磨き実習は、奇数学年の1・3・5年生がやります。小学校ではこれが最後の歯磨き実習です。 初めに歯の菌を見ました。実験台の人の歯から取ったそうです。見たのは、一部だけど一万匹くらいいました。あれがいっぱい口の中にいると思うと気持ち悪くなりました。最後に赤染めをしました。奥歯や歯ぐきの近くがよく磨けていなかったので今度からフロスを使ってていねいに磨きたいです。 <5の1石田 純也さん> |